写真でもない、絵画でもない、だけど確かに「光」を感じる作品。
フォト刺繍は、写真を元にして糸で描く表現手法です。
私は「光を糸で表現する」ことをテーマに、写真からデータを作り、色糸を選び、産業用刺繍機を使って作品を制作しています。
糸の重なりと色彩の配置が、まるで絵画のように見えることもあれば、ふと写真に見える瞬間もあります。
このページでは、そんなフォト刺繍がどのように作られているのか、その工程をご紹介します。
フォト刺繍の工程
光を、糸で描くということ。
- 📸写真
- 🖥刺繍データ作成
- 🎨糸の編集・選定
- 🧵刺繍
工程だけを見れば、単純かもしれません。
写真を選び、データをつくり、糸を選び、刺繍する。
でも、最終的に仕上がる作品は、いつも想像とは違います。
私が追いかけているのは、写真の中の“光”です。
それが糸に宿る瞬間を探しながら、1本1本、色を調整していきます。
だからこそ、刺繍が終わるまで、自分でもどんな作品になるのか分からないのです。
代表作紹介
Selected Work
背割堤の桜
京都府八幡市にある桜の名所、背割堤に咲く桜並を、糸で描いたフォト刺繍作品です。
撮影した写真をもとに刺繍データを作成し、色ごとに糸を選びながら光のグラデーションを表現しています。
サイズ:縦75cm 横95cm
ステッチ数:2,743,359
制作期間:約60日(データ編集含む)
作者紹介
About the Artist
Dai Higuchi
フォト刺繍クリエーター / Photo Embroidery Creator
私は写真からインスピレーションを得て、光の記憶を糸で描く作品を制作しています。
撮影から刺繍データの編集、糸の選定まで、すべての工程を自ら手がけながら、
糸にしか表現できない質感や光のニュアンスを追求しています。
刺繍が完成するまで、最終的にどんな作品になるのかは自分でも分かりません。
だからこそ、予期せぬ偶然が連なっていくこの創作の過程を、私は何より大切にしています。
作品ギャラリー
オンラインストアのご案内
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